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Postfixadminによるメール受信方法

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メール移行を手助けするためのツール【メール取得】

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ポイント

Postfixadminの、↑の「メール取得」のメニューはなにか・・・

これは、他のサーバーから、メールを移管させる場合、サーバー上で、
・メールを受信
・ローカルの指定されたメールアドレスに保存
・定期的に自動受信
ということをしてくれます。

ただ、惜しいのは・・・・
・imapのサーバー上にあるフォルダは、コピーしてくれない。

しくみは
・fetchmailコマンドを使ったperlスクリプト
です。

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サーバー、ディレクトリ関係設定

# useradd fetchuser

↑実行させるユーザを登録します。

# chown fetchuser.fetchuser /var/www/postfixadmin/ADDITIONS/fetchmail.pl

↑実行させるプログラムのオーナーを変更させます。

# mkdir /var/run/fetchmail
# touch /var/run/fetchmail/fetchmail-all.lock
# chown -R fetchuser:fetchuser /var/run/fetchmail/

# mkdir /var/lock/fetchmail
# chown -R fetchuser:fetchuser /var/lock/fetchmail/

↑実行環境のフォルダ関係を構築します

/var/以下のディレクトリ、再起動後、消えてしまう場合があります。
この場合、以下の情報をご参考に。

apache WebDAVの設定
今の時代、WebDAVを使っている人は少ないと思いますが、覚え書きとして・・・ CentOS7 + httpd 2.4.x で行っています。 事前設定 apache2.4,php7.3 ソースインストール の中の aprとapr-utilを...
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perl プログラム、設定

perlプログラムで、DBの指定などを行います。

# vi /etc/mail/postfixadmin/fetchmail.conf

↑プログラム本体ではなく、変更箇所だけ、上記のファイルに記述をします。

$db_type = 'mysql';
$db_username="XXXXXXX";
$db_password="XXXXXXX";
$db_name="XXXXXXX";

↑データベースのタイプを、「MySQL」、DBのユーザ、パスワード、DB名を指定します。

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周辺ライブラリ

# yum install perl-Sys-Syslog
# yum install perl-LockFile-Simple

↑今回、上記をインストールしました。
ほかに必要なものがあれば、インストールをします。

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fetchmail本体

実際に、メールを取ってくるのは、「fetchmail」というプログラムです。
「fetch」というのは、「とってくる」という意味で、昔、マックのFTPクライアントソフトにも、「fetch」というソフトがありました。

# yum install fetchmail

# which fetchmail
/usr/bin/fetchmail

↑インストールされました。

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メールを取ってくる設定

メールアドレス毎に設定をします。

↑「新しいエントリー」を選びます。

「メールアドレス」は、「移行後」(こちらのサーバー側)のメールアドレスです。
「サーバ」には、POP3(もしくは、imap)のサーバー名を記述します。
「ポート」は、指定された番号を登録します。
「認証タイプ」は、「password」(デフォルト)で大丈夫かと。
「ユーザ」は、メールの認証用のユーザです。「ユーザ」=「メールアドレス」であることが多いです
「間隔」は、何分毎に取得するかです。
後述の「cron」の設定にも、左右されます。
「すべて取得」にチェックを入れると、毎回、すべてのファイルを取得することになり、メールを重複して、取得する場合もありますので、通常は、「チェックなし」で大丈夫でしょう。
「プロトコル」は、「POP3」「IMAP」などを選ぶことができます。

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定期実行

perlプログラムは、cronによって実行することを想定しているようです。

# su - fetchuser

↑実行するユーザに切替えます。

$ crontab -e

*/5 * * * * /var/www/postfixadmin/ADDITIONS/fetchmail.pl

↑5分毎に実行させます。

前述の「間隔」との兼ね合い、そして、サーバーの負荷関係を考慮して、どのくらいの間隔がいいか、設定を見極めましょう。

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