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メールサーバー同士の暗号化 Postfix3.4

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メールクライアントとメールサーバーとの暗号化は、Dovecotの設定で大丈夫です。
メールサーバー同士のTSL(SSL)の設定を・・・

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メール送信時

Postfixのサーバーから、Gmailに送る場合の、暗号化の設定を!

設定をしない場合、Gmailにメールを送ると、

↑「このメールは、××で暗号化されませんでした」と表示が出ます。
スマホでは、
「このメッセージは、××で暗号化されませんでした」というメッセージになるかと思います。

××は、送信IPアドレスの逆引きドメインが表示されているかと思います。

設定したサーバーから、外部のメールサーバーに送ったときの暗号化の設定をしたいと思います。

# vi /etc/postfix/main.cf

smtp_tls_security_level = may
smtp_tls_loglevel = 1

「smtp_tls_security_level」は、「可能ならば」という意味で「may」とします。
「may」の他に、強制的にする、「encrypt」。ナシにする「none」を選ぶことができます。

smtp_tls_loglevel = 1

とすることで、「/var/log/maillog」に書き出されます。

設定後、

postfix/smtp : Untrusted TLS connection established to gmail-smtp-in.l.google.com[XXX.XXX.XXX.XXX]:25: TLSv1.2 with cipher ECDHE-RSA-AES128-GCM-SHA256 (128/128 bits)

TLS connection established
で、TSL自体が、確立されて、暗号化されて送信されている事がわかります。

実際に、Gmail宛てにメールを送ってみると

↑と、「暗号化」と明記されました。

「Untrusted」

ですが、
http://www.postfix.org/TLS_README.html
をみると、

With opportunistic TLS, mail delivery continues even if the server certificate is untrusted or bears the wrong name.

↑証明書が信用されていないか、名前が間違っていてもTSLで接続される。
ということです・・・

で、

# vi /etc/postfix/main.cf
smtp_tls_CAfile = /etc/pki/tls/cert.pem

を指定すると、

postfix/smtp : Trusted TLS connection established to gmail-smtp-in.l.google.com[XXX.XXX.XXX.XXX]:25: TLSv1.2 with cipher ECDHE-RSA-AES128-GCM-SHA256 (128/128 bits)

↑と、「Trusted」となります。

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メール受信時

Gmail等からメールが、こちらのサーバーに送られるときの暗号化。
Gmailからは、暗号化されて送られてきています。

メールのヘッダログを見てみます。

通常は

Received: from mail-lj1-f181.google.com (mail-lj1-f181.google.com [209.85.208.181])

というふうに書かれていますが、

# vi /etc/postfix/main.cf
smtpd_tls_received_header = yes

↑を付けると
gmailから、受信したメールには、

Received: from mail-lj1-f179.google.com (mail-lj1-f179.google.com [209.85.208.179]) (using TLSv1.2
 with cipher ECDHE-RSA-AES128-GCM-SHA256 (128/128 bits)) (No client certificate requested)

↑と記録されます。

TLS v1.2が使われています。

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メール間の暗号化、まとめ

Gmailに迷惑メールと、誤解されないように、暗号化もしておきましょう!

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