Postfix,Rspamd,Dovecot,Saslauthd,RainLoop,Mailman
の一連の動きが、少し、落ち着いてきたので、図にして、流れを整理してみました。
外からメールが来た場合
(1)外からメールが来て、Postfixで受け取ります。
(2)Rspamdにメールが送られます。迷惑メールの判定を行います。
(3)RspamdからPostfixに送られます。
(4)Rspamdで、迷惑メールと断定されたものは、送信者に返送されます。
(5)迷惑メールと断定されなかったものは、Dovecotにバトンタッチ。
(6)(7)メーリングリストのMailMan経由の場合もあります。
(8)迷惑メールではなかったメールは、通常のメールボックスに配送されます。
(9)迷惑メールかもしれないというメールは、迷惑メール専用のメールボックスに配送されます。
利用者(ユーザ)の動き
(A)メールを送る場合は、saslauthdの認証を経て、インターネット上の他のMTAに送付されます。
(B)メールを受信する場合、dovecotを通じて、pop(s),imap(s)で、メール受信されます。
(C)迷惑メール専用ボックスに配送された、迷惑メールかもしれないメールは、専用ツールで、ユーザにメールで定期的に通知されます。
(D)PostfixAdminで、メールの設定を行います。
(E)Rspamdに設定する、ホワイトリストとブラックリストのメール、および、ドメインを登録/修正します。
(F)(E)で設定されたホワイトリストとブラックリストをRspamdの設定ファイルに半自動で登録します。(将来的に自動で)
(G)Rainloopで、WEBメール経由でメールを送受信します。また、迷惑メール専用ボックスに入ったメールを救出します。
(H)メーリングリストの設定を、MailmanのWEBインターフェースで行います。
管理者の動き
(F)ホワイトリスト/ブラックリストをチェックして、コピー&ペーストで、Rspmadに登録します。(将来的に自動で)
(J)RspmadのWEBインタフェースで、監視/設定をします。
Rspamd迷惑メール判定の実績
ホワイトリスト、ブラックリストなど、設定を来ない、最近では、通常のメールボックには、迷惑メールが入らないようになりました。迷惑メールの9割ほどが、すぐに迷惑メールと判断されて返送されます。残り1割は、迷惑メールかもしれないという判断で、迷惑メール専用ボックスに配送されます。
関連記事
迷惑メール対策ツール「Rspamd」の導入。Postfix,CentOS7
Rspamdによる迷惑メール(Spam)減少効果(2020/08/08)