Rspamdは、デフォルトでも、迷惑メールを精度を高く除去してくれてくれますが、迷惑メール対策として、細かな設定も可能となっています。
SpamAssassinでも、各ユーザ毎(各メールアドレス毎)に、設定ができます。
Postfix 3.4 [迷惑メール対策 SpamAssassin ユーザ毎] CentOS7 (マルチドメイン)
Rspamdも、SpamAssassin以上の柔軟な設定が可能となっています。
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Rspamd 個別設定 基本
Rspamdでは、「local.d」以下に、「settings.conf」というファイルを作成して、この中にルールを記述します。
Rspamd Users settings description
vi /etc/rspamd/local.d/settings.conf ----------------------------------------- white01 { priority = high; ip = "XXX.XXX.XXX.XXX/24"; apply { actions { reject = 100.0; } } } -----------------------------------------
↑上記は、指定のIPからのメールは、「reject」の基準を100とする。
つまりは、リジェクトされない。
という設定。
Rspamd 個別設定 その他
・差出人ドメイン、メール
・宛先ドメイン、メール
・IP、ホスト
に対して、
・迷惑メールの判断要素を変更する(シンボルの重みを変更)
・迷惑メールの判断基準を変更する(reject,graylistを変更)
などの設定ができます。
Rspamd Users settings description
Rspamd 設定の確認
# rspamadm configdump settings *** Section settings *** white01 { apply { actions { reject = 100; } } priority = "high"; ip = "XXX.XXX.XXX.XXX/24"; }
と、設定内容が確認できます。
また、実際に条件に当てはまるメールがきたとき、
# vi /var/log/rspamd/rspamd.log 2019-XX-XX XX:Xx:XX #XXXX(normal) <XXXXX>; lua; settings.lua:XXX: <メールID> apply settings according to rule white01 (ip matched)
white01
という設定(ルール)で、
ip が、matched(マッチ、一致)したよ!
と、記録されています。