Zabbixを運用していると、サーバーの状態が一定の数値を超えると通知してくれます。
その「閾値の変更」手順の覚え書きです。
メモリ使用率
Problem started at XX:XX:XX on 2022.XX.XX Problem name: High memory utilization ( >90% for 5m) Host: XXXXXX Severity: Average Operational data: 90.95 % Original problem ID: 8497
↑上記は、メモリの使用が「90%」を超えた通知です。
この、90%という数字を少しあげます。
↑根本的なところを変更するには、上記の「{$MEMORY.UTIL.MAX}」の「90」を変更すれば、いいと思われる。
これを変更してしまうと、全部のホストが変わってしまう。
今回、特定のサーバーだけを変更したい。
閾値を設定する
↑「設定」「テンプレート」「Linux memory by Zabbix agent」を選びます。
↑「マクロ」を選びます。
「追加」を押して、新しくできた行に
「{$MEMORY.UTIL.MAX2}」と「93」を入れます。
今回、閾値を93にしました。
そして「更新」を押します。
閾値をサーバーに適用する
↑対象のホストの、トリガーを選びます。
↑Linux memory by Zabbix agent: High memory utilization ( >{$MEMORY.UTIL.MAX}% for 5m)
のところをクリックします。
↑画面下の「複製」を押します。
↑ High memory utilization ( >{$MEMORY.UTIL.MAX}% for 5m) ↓ High memory utilization ( >{$MEMORY.UTIL.MAX2}% for 5m) min(/xxxxx/vm.memory.utilization,5m)>{$MEMORY.UTIL.MAX} ↓ min(/xxxxx/vm.memory.utilization,5m)>{$MEMORY.UTIL.MAX2}
と、2カ所、「MEMORY.UTIL.MAX」を「MEMORY.UTIL.MAX2」にします。
↑2カ所変更をしたので、画面下の「追加」を押します。
↑「トリガーを追加しました」と表示されます。
↑今回追加されたのが、上の方になります。
下の部分、右側の「有効」をクリックして、無効にします。
↑元にあった、トリガーが無効になりました。