Zabbix 5.2(ソースインストールタイプ)から 5.4へのアップグレード手順の覚え書き
バックアップ
念のため、「データベース」と、「WEBコンテンツ」をバックアップしておきます。
zabbix 5.4 事前設定
# wget https://cdn.zabbix.com/zabbix/sources/stable/5.4/zabbix-5.4.2.tar.gz # tar xzvf zabbix-5.4.2.tar.gz # cd zabbix-5.4.2 # ./configure --enable-server --enable-agent --with-mysql --enable-ipv6 --with-net-snmp --with-libcurl --with-libxml2 # make
↑make まで、行っておきます。
zabbix 停止
# systemctl stop zabbix-server # systemctl stop zabbix-agent
↑Zabbix 5.2が入っているサーバーのserverとagentを止めます。
zabbix インストール
# make install
↑Zabbix 5.4 をインストールします。
webを更新
前のwebを所定の場所以外のところに待避します。
# mv web web.back
↑DocumentRootが、「web」です。「web.back」にします(例です)
# cp -a zabbix-5.4.2/ui/ web
↑Zabbix 5.4のwebデータをコピーします。
web更新しなかったら・・・
前述のweb更新をしなかったら・・・
Database error The Zabbix database version does not match current requiements. Your database bersion:5040000.Required version:5020000. Please contact your system administrator.
というエラーが出てきますので、ご注意が必要です。
サービス再開
# systemctl start zabbix-server # systemctl start zabbix-agent
↑止めていたサービスを再開させます。
webにアクセス(設定)
↑webにアクセスをします。
以下の、Zabbix 5.2 の時と同じ要領で大丈夫です。
Zabbix インストール CentOS7 ソースインストール編
Zabbixのインストール履歴です。CentOS7に最新版を、ソースでインストールします。 Zabbixとは ZabbixはITインフラストラクチャ・コンポーネントの可用性やパフォーマンスを監視するためのエンタープライス向けソフトウェアです...
設定完了すると、Zabbix 5.2 時代に設定したパスワードでログインができるはずです。
もし不具合があったら・・・
もし、不具合があって、対応できない場合、5.2へ戻す事も考えなければいけません・・
戻す方法は、
データベースを戻す WEBコンテンツを戻す 5.2 のソースディレクトリで、「# make install」を行う # systemctl restart zabbix-server # systemctl restart zabbix-agent (サービス再起動)
これで、戻るはずです。