WordPressが、4.9.x から、5.0.xへとメジャーアップデートしました。
大きな変更は、「エディタ」と言われています。
いわゆる、文章を「投稿」するところです。
新しいものが出ると、人間は、必ず、拒否反応が出ます。
しかし、月日が流れると、意外と慣れてくるものです・・・
WordPress 4.9 から 5.0へ
あるサイトで、現時点での最新版、WordPress 5.0.3にアップデートしてみます。
元に戻せるようにDBとコンテンツのバックアップはしておきましょう!
↑「5.0.3」への案内が出ています。
↑「バックアップしてね」とあります。バックアップをして、「今すぐ更新」を押します。
↑何回か、画面が切り替わり、あっさりと「5.0.3」になりました。
WordPress 5.0 ブロックエディタ(Gutenberg)
WordPress 5.0 では、「ブロックエディタ」(Gutenberg)という概念でコンテンツを作成していきます。
「ブロック」とは
「画像」
「プログラムソース」
「メディアと文章」
など、コンテンツの種類で分けた「かたまり」です
↑上記の赤枠部分は、「タイトル」のブロックです。
↑上記の赤枠部分は、「画像」のブロックです。
右側には、「画像」に対して、「代替えテキスト」や「縦横のサイズ」などを指定できるところがあります。
画像の横に文章を入れたいとき・・・
例えば
「画像の右側に文章を入れたいなー」
という場合、従来は
1)画像を配置
2)画像を左に
3)右に文章
4)回り込み解除
という手順で行うことが多かったかと思います。
このとき、「回り込み解除」って何よ!
とか、
「どうやって、右側に文章を入れるんだ?」
という方もいたかと思います。
「回り込み解除」は、「専門的」でしょう・・・
従来は、「こんなふうにしたいな!」というレイアウトも、専門家に頼むしかない。
でも、今回の「ブロックエディター」では、「敷居が低くなった」
と、いえるでしょう。
実際に、今回の「ブロックエディタ」で行う場合
↑「投稿」画面の「+」のボタンを押して、「メディアと文章」というのを選びます。
↑すると、赤枠のように「画像」を入れる場所と、「文章」を入れる場所ができています。
ここに画像と文章を入れるとできあがりです。
↑上記のように、意図通りの配置になりました。
ソースコードを公開したいとき
プログラムなどの、ソースコードを公開したいとき、従来は、プラグインの「Crayon Syntax Highlighter」などを使い、公開していましたが、今回の「ブロックエディター」では、「ソース」というブロックを指定すると、「Crayon Syntax Highlighter」と同じように公開されます。
↑プラグインを使わなくても、「それっぽく」ソースが表示されました。「&lt」となったのは・・・(笑)
今までのコンテンツは・・・
WordPress 4.9.x時代のコンテンツはどうなるのでしょうか・・・
↑「クラシック」という、ブロックになります。
↑クリックをすると、編集ができます。
しかしながら、昔のように編集ができません。
プラグイン「Classic Editor」
WordPress 4.9.x 時代のエディタを使いたい場合、プラグインの「Classic Editor」を入れると以前と同じ感覚で操作ができます。
公的には、2022年までは、このプラグインをサポートすると明言しているので、しばらくは大丈夫かと・・・
その頃には、WordPressを含めて、ネット環境が大きく変わっているかもしれません。
↑プラグイン「Classic Editor」を入れると、見慣れた従来通りの画面が出てきます。
Classic Editorとの併用
設定画面で、「ブロックエディター」「クラシックエディター」を使い分けることができます。
新しい記事は、「ブロックエディター」
今までの記事は、「クラシックエディター」
というふうに棲み分けをしてもいいかと思います。
↑設定画面で「デフォルト」のエディタを「クラシックエディタ」にするか、新しい「ブロックエディタ」にするか設定ができます。また、「切り替え」が可能にもできます。
↑「切り替え」を「可能」にすると、
「ブロックエディタ」「クラシックエディタ」の選択ができます。
WordPress 5.0.x まとめ
WordPressのエディタは、新しく生まれ変わりました。
HTML/CSSを熟知している人は、拒絶反応を起こすかもしれません(笑)。
しかし、「HTML/CSSって何?」というみなさんには、ブログ構築への敷居が低くなったのかと思います。
個人的には、エディタよりも、古いバージョンを使うことによる、脆弱性への対応が心配です。
そして、新しい物には、柔軟に対応してくのがいいかと思います。